Cafe Whizz Kids

働くお母様のための子育て支援情報満載!千葉県市川市にある保育園が運営しているブログです。

今回は、何件かのご家庭から

共通の話題が出たので、ちょっとマジメなお話。


テーマは、

『子育てにおける“ソレ”と“コレ”の違い』

です。




少し前から言われるようになった

『怒らない子育て』 や 『甘えさせる子育て』。


もう、お気づきの方やご存知の方もいらっしゃると思いますが

『怒る』 と 『叱る』

『甘えさせ』 と 『甘やかし』


は、似て非なるもの。
ソレとコレとは違うのです。


 “怒る”
は、こちらの感情を相手などにイライラを爆発させ、ぶつける事。


“叱る”
は、子供の成長を思い、より良い行動や方法を、教え示す事。



“甘やかし”

は、親が主体となり

子どもが乗り越えるべき壁やつまづき石を

先回りして取り払ってしまったり、都合よくモノを使う事


“甘えさせ”

は、子どもが主体となり

子どもが求める愛情や距離を大切にし

自立を促し、見守り、受け止め、認め、褒める事。




という感じです。



例えば、“怒る”。

『いつも同じ事言われてるじゃないの!!』
『全然話し聞いてないじゃない!!』
『なんて悪い子!ダメな子なの!!』
『もう、〇〇買ってあげないから!!』


と、怒りの焦点がズレて、広範囲にわたると 
さらに怒りボルテージもヒートアップし
どんどん感情的になります。


当の子どもは、感情的に怒られたことや
ポイントが定まっていないことで
結局何に対して注意されたのかが
よくわからなくなってしまうことも。


また、“甘やかし”では

『子どもが悲しんだり、苦労をするのが可哀想』
『出来ない、って言ってるからやってあげる』
『やろうとしてるけど、自分でやった方が早い』
『〇〇買ってあげるから、これやって』


など

様々な技術を習得する場面や
自我が芽生えると共に、
ルールや我慢、社会性を身につける場面で
そのチャンスを根こそぎ取り去ってしまうと
自分で考え、乗り越えることが出来なかったり
自分にメリットがないと取り組めなくなってしまいます。



すると

不安や不快感に対処できず
失敗を糧にすることが出来ず
様々な事にチャレンジしよう、という意欲が湧かず
自分で難関を乗り越えられず
達成感を味わう事ができず
どんどん自信を無くし
自己肯定感を喪失し
存在意義を感じる事が出来なくなってしまう。


長期的に考えると
学校生活や、今後起こるであろう受験、
社会人生活においても影響が出てきます。



だったら、極端な話が
その逆を行けばいいのではないでしょうか。



イライラしてモノを投げてしまっていたら
『こら!何回言わせるの!!』ではなく
『何が嫌だったの?そうか、それが嫌だったんだね。
でも、ものを投げると壊れてしまうから、お話し聞かせて。』

と、聞き出し、受け止め、



約束をしたのに、片付けられないときには
『早く片付けなさい!!』ではなく
『片付けるお約束覚えてるかな?』
『片付けてあると、次使う時に見つけやすいね。』

と、お約束を守る事や
実行した場合の具体的なメリットを伝えたり



相手に嫌な事をしたり、傷つける言葉を言ってしまったら
『そんな言い方しちゃいけません!!』ではなく
『今の言い方は、相手の子が嫌な気持ちになってしまうよ。』

と、今、実際に起こった、
目の前の事を、的確に指摘する。



ズボンが履けずに苦戦していたら
『じゃあ、やってあげるよ』ではなく
『片方はやってあげるから、もう片方は頑張ってやってごらん。』

と、子どもから求めてくる距離感や自立心を重視して
何度かチャレンジをさせて、それから、少しのお手伝い。



どうしても手が離せない時には、
『無理。後でにして。』ではなく
目を見て
『今は、○○だから出来ないけど、終わったら必ず行くね。』

と、気持ちはしっかりと受け止めて
大切にされているんだ、という実感を持たせる。




時間がかかっても、最後まで自分でできたら
『最後まで、自分で上手に出来たね。偉かったね。』

と、結果はもちろん、そのプロセスをしっかり褒め、認めてあげる。




そうすれば、きっと自然に

無数の失敗を糧にしながら
不安や不快感に自分で対処できるようになり、
様々な事にチャレンジしようという意欲や目標を持ち
その目標を達成する事に情熱を注ぎ
自分で乗り越え、達成感を味わい
自信を持ち、自己肯定感、グリットを得て
存在意義を感じ、実り豊かな人生を
歩むことが出来るようになっていく・・・。


と考えています。




でも、でも・・・!!
そうはわかっていても、
なかなか実行できないこともありますよね。

仕事、育児、家事をこなすのは
並大抵のことではありません。
余裕がなくなってしまう事もあります。
感情的に怒りたくなる時だってあります。



そんな感情的になってしまった時は、
少し落ち着いた時に、素直にお子さんに
『ごめんね』を
伝えてあげれば良いんだと思います。


そうすれば、もしかして傷ついてしまったかもしれない
お子さんの心を、その一言で癒す事ができるし
親の気持ちもリセットしやすくなるかもしれません。



叱るポイントや軸を決め(←これ大事です)
的確に示し、教え、
自立心を見守り、育て
子どもの努力やプロセスを褒め、認め
怒ってしまったら素直に謝る。



日々、一歩ずつ。
時には一進一退。



失敗しながら模索して
時には周囲に相談したり愚痴をこぼしながら
今しかできない育児を楽しめるといいですね。